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2012年12月23日 (日)

北京

12月10日から12日まで、北京に出張した。東大の北京特別入試を行うためである。

入試は、東大・情報理工学系研究科博士課程に進学を希望する大学院学生のためのもので、研究科入試委員の小生が行くことになった。テレビ会議で本郷にも中継され、遠隔で諮問が行われた。

尖閣関連で暴動まであった中国に行くのは、やはり少し緊張したが、行ってみれば、特に問題はなかった。北京は3度目だが、来るたびに豊かさがあふれる大都会になっているのに驚く。片道4~5車線の高速道路に、ベンツ、アウディなどの高級車があふれるように走っていた。

貧富の差は大きいだろうが、確実に豊かさを増しているし、現地で聞く政治家の戦略など、したがかで深いものが感じられた。

夕方、北京大学、清華大学の視察、電脳街と胡同の散策などもした。若手インテリ層が厚みを増す様子や、古い街のおもしろさが残っていること、日本のように大店舗ばかりでなく、店とも呼べないような小さなブースで電機製品を売っていることなど、感じるところ大であった。

胡同の中にある古酒の記念館や文革で破壊された寺社、海外産の果物が並ぶ市場なども見た。夜はモンゴル料理(羊のしゃぶしゃぶ)など食べた。物価は安かった(地下鉄30円など。1000円で豪華な食事ができる)が、不動産は東京よりも高い。若いミドルクラスが生計を立てるのは大変らしい。

中国は、人口はもちろん、GDP、国家予算、貿易(対EUの貿易額は日本の15倍)など、どれをとっても日本を凌駕する大国だ。経済に限れば、これからますますその差は開いていく。日本がどのようにつきあっていくべきか、いろいろ議論はあるが、科学技術や文化で(勝ち負けではなく)相互補完の関係を作るのは必須のことだろう。

今回の北京について、「短歌研究」2月号で20首詠んでみた(原稿はもう出した)。また、宋慶齢(私はこの人が好きだ)について、「かりん」2月号に7首発表する予定だ。

(坂井)

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