« やさしい守護霊 | トップページ | 大川小学校再訪(自歌自註) »

2013年3月24日 (日)

半島のごとき〈過剰〉

春怒濤とどろく海へ迫り出せり半島のごときわれの〈過剰〉が  『北二十二条西七丁目』田村元

今、職業人として生きていくとしたら、感情でも欲望でも、〈過剰〉は持たないほうがいい。一方で、若者であることを主張するのは、まさに〈過剰〉だろう。

今の若い人の歌としては、どこか火照った感じが残る。「半島」にエロスを感じさせるのも、定型的だが自然だろう。

この作者の場合、感情の起伏をわりあいにナマに歌に持ち込み、かなりの熱を発散するが、これが読者を不快にしない。これはなかなか、である。

(坂井)

« やさしい守護霊 | トップページ | 大川小学校再訪(自歌自註) »

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/584940/57022269

この記事へのトラックバック一覧です: 半島のごとき〈過剰〉:

« やさしい守護霊 | トップページ | 大川小学校再訪(自歌自註) »