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2013年3月24日 (日)

やさしい守護霊

三十代くらいのやさしそうな男性がぼくの守護霊とおしえてもらう 『日本の中でたのしく暮らす』永井祐

この守護霊は頼りになるかどうか怪しいが、ゴルゴ13のような強面よりもありがたいかもしれない。ほんのりと楽しく、どこかさびしい気分。

結句「おしえてもらう」も、頼りないおもしろさを出す意味でよく効いているのだろう。われわれが使ったことのない結句だ。この歌の主語は、霊能者、ということになるのだろうが、永井は彼(女)にうっすらとした共感をもってもいるようだ。

日本の中でたのしく暮らす。これは今、とてもむずかしいことになっている。生の困難を逆説的にやさしい調べで述べようとした、とも読める。

(坂井)

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